組織から独立したい人たちへ(覚悟のススメ)

概要:

今日は江島氏のブログにピンときたので、引用させて頂きます。 CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance 青色LED訴訟から学ぶこと、学ぶべきでないこと 我々は、サラリーをもらって安定的な生活をするという社会に慣れすぎて、「日々、安心して食べていくことができるサラリーのありがたさ」を忘れてしまい、隣の芝生の青さが気になっているだけなのだ。 ...

キーワード:

今日は江島氏のブログにピンときたので、引用させて頂きます。

CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance
青色LED訴訟から学ぶこと、学ぶべきでないこと
我々は、サラリーをもらって安定的な生活をするという社会に慣れすぎて、「日々、安心して食べていくことができるサラリーのありがたさ」を忘れてしまい、隣の芝生の青さが気になっているだけなのだ。


「サラリーのありがたさ」は、本当です。サラリーをもらっている会社員の人は知らないでしょうけど。独立すると、身にしみて理解できると思います。





次は、村山尚武氏のブログより。友人の起業家の発言として書かれていました。



[梅田望夫・英語で読むITトレンド]事業アイディアを探すための「Search Fund」という手法

「一見安定はしているが、いればいるほど自分の価値観を妥協することを強いる大企業を去り、起業家としての途を踏み出すことにした」

「失敗の可能性が非常に現実的なものである、という恐怖感と、自分が大事に思っている事と相容れない組織を去る事による開放感が混じった状態で退職する」というのはとても正直な感情である。

先日昼食を共にした時に、「失敗の可能性って、どんなことを考えた?」と聞いたら、「起業して失敗する以前に、そもそも誰も出資してくれず、結局再就職もできずにスーパーのレジ打ちで一生を終えるかもしれないと思った」という答えが真顔で返ってきた。冗談でなく、本気でそう思っていたそうである。



これ、ほんとですよ。読んだときに「自分もそうだった」と思いました。





私が会社を辞めたときの話を書いてみようと思います。2002年いっぱいで会社を辞めて、2003年から独立しました。正月は実家で、2週間くらいだらだら過ごしました。会社に行かなくていいですからね。そして東京へ戻りました。



戻ってきてからは、悪夢でした。文字通り、悪い夢ばかり見るのです。私が学生で、試験に遅刻して留年するという夢。親や兄弟、級友が妙に頻繁に出てくるようにもなりました。それまではほとんど夢に出てこなかったというのに。



それは、「サラリー」の無い生活が始まった不安の表れだと思います。何も保証は無い。仕事が無くなったらどうするんだろう。



そのとき仕事が無かったわけではありません。有難いことに、仕事は最初からありました。しかし、仕事が無くなる可能性が怖かったのです。怖がり出したらきりがないことですよね。



この恐怖心を克服するのは、独立・起業の条件だと思います。克服できなければ、惨めな気持ちで会社に戻ることになるかもしれません。





これは、実際に独立・起業してからでないと体験できないことです。



と言うと、脅しているみたいですね。でも、これで怖気づく人は、一生、起業できませんよ。



考え方を変えればいいんです。いまの日本、独立や起業に失敗しても、死にはしませんよね。



あ、少し不正確でした。正確に言いましょうか。失敗しても命までは取られないようにやればいい。例えば銀行から融資を受けるときに個人保証するとか、商工ローンに手を出すとか、ヤクザがらみの企業とつきあう、といったことを避けよう、ということです。下手すると、ほんとに命まで取られるそうですから(幸い身近に実例が無いですが)。



というわけで、それだけ気をつければ、死ぬことはありません。仮に「スーパーのレジ打ちで一生を終える」としましょうか。それでも生きていけるというのも、また事実です。ホームレスの人だって何年もホームレスで生きてますし。





起業家支援に熱心なネットエイジの西川氏もおっしゃってます。



CNET Japanコラム「起業家というキャリア」 第7回 起業家の隠された動機とリスク

実際、これほどの失業率の世の中でも飢え死にするわけはないではありませんか。起業には、「自分ならきっと成功するだろう」という自信・自己信頼と同時に、「失敗したってなんとでも生きていけるさ」という楽観主義が必要です。最低限、あなたが気力・体力とも失わず、希望を捨てなければ、いくらでも生きていく道は見つかります。



そこでふっきれない原因の一つは、金銭感覚に下方硬直性があるためではないかと思っています。つまり、いまの生活水準を落とすのは難しいということ。おそらく、単なる経済的な側面以上に、尊厳に関わる問題だと考えがちだからなのかもしれません。「落ちぶれた」という言葉などは、まさにそういう感じですよね。



とはいえ、ふっきれてみてはいかがでしょうか?「単なるお金の問題」と割り切ってみてはどうでしょうか?そうすれば、「独立・起業に失敗しても、生きていける」というのが現実味をもって感じられませんか?



それに、どんな状況になっても、向上心さえ捨てなければ再起はできると思いませんか?なにせ本屋の立ち読みでも勉強はできますから。そこで身につけた知識や資格で再起することもできるでしょう。





それくらいの「開き直り」があれば独立・起業できると思います。必要なのは「思い切り」より「開き直り」です。



思い切るのは簡単なんですよ。一時的に正気を失えばいいだけです。女とか酒とか覚せい剤とか、手段はいくらでもあるでしょう。でも、それで一生後悔する結果になるかもしれません。思い切って起業しても、恐怖心に克てなければ、惨めに失敗するでしょうから。



開き直るのは難しいんですよ。パラダイム・シフトです。価値観の再定義が必要です。それについては西川氏が「人生の成功の定義をかえよう」という文章に書かれています。



例えば解雇されて自殺してしまう人のメンタリティも、こういう「開き直り」ができなかったのが原因なんじゃないかな、と思います。



だから、思い切る前に、開き直っておいたほうがいいと思うんです。失敗したときのリスク(ダウンサイドリスク)の最小化、ということです。





悪夢 from ShinBLOG

・組織から独立したい人たちへ(覚悟のススメ)(zerobase cast) 戻ってきてからは、悪夢でした。文字通り、悪い夢ばかり見るのです。私が学生で、試験に遅刻して留年するという夢。親や兄弟、級友が妙に頻繁に出てくるようにもなりました。それまではほとんど夢に出てこな..



「思い切り」より「開き直り」 from Pina's Blog

御手洗さんに刺激されて青色発光ダイオード判決の件を書いたら、前日にCNETでエジケンが同じ話題を取り上げていたのに気づき笑ってしまった。^^ そのエジケンのBlogのトラックバックをたどったら石橋さん(現時点では知り合いではない:-)の、Blogで、「起業に必要なのは『..

トラックバック(1)

トラックバックURL: http://zerobase.jp/mt/mt-tb.cgi/179

ゼロベースという、去年の3月頃にAJAXのメーリングリストを運営していたことで知... 続きを読む

コメント(1)

DATE: 2005/10/13 16:04:34
漫画「覚悟のススメ」をググっていたら、こちらに辿りつきましたが、実感できる内容です。自分も起業家のはしくれですが、やはり「失敗しても死ぬことはないさ」、さらに言えば「どうせ人間最後には死ぬんだ」という楽観主義が、自分の底辺にあることを感じますね。

自宅があれば、一月に5万円もあれば餓死はしませんし、それだけ稼ぐのはレジ打ちでも十分にできます。むしろキモチが挫けるのが怖いですね。キモチさえ保っておけば、なかなか人間はしぶといです。

そんな人間観を培ったのは、アメリカ生活からでした。アメリカではホームレスが多いのですが、彼らは元気で恥ずかしさもなく、日々を充実して(ように見えた)送っているのです。そしてJ.Pennyのようにそこから這い上がって億万長者になった人もおり、決して人生の終着駅ではない。

もちろん日本はそれほど自由で敗者復活の機会が与えられた社会ではありませんが、日本人は少し、「定収入」に拘りすぎとは思いますね。

コメントする

アーカイブ