プログラマーキテクト(※老害注意)

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低レベル(低レイヤー)の技術力が高いと、いざというときに重宝します。与えられたリソースでは不可能と思われていたことを実現する技術。安易に「それはできません」と言わないための技術者のプライドとして。「できますよ、高いけど」といいたいじゃないですか(笑

知人の高林さんから「Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選」を書いたという連絡を受けました。

下記の文章は「生涯現役プログラマ」でやっていこうと思う人たちへのエールです。

「生涯現役プログラマ」でやっていこうと思うなら、何日でも徹夜できる安月給の若者に対して、体力の落ちた50代で高給取りのあなたが勝ち続ける方法を考えないといけません。あるいはインドをはじめとする低賃金、高アウトプットな海外のオフショアリング業者、はたまた日本へ出稼ぎに来る優秀な頭脳。彼らとの競争に勝っていかないと、仕事を奪われます。

どうやって競争するか。その方針の一例を。

50代ということは経験30年選手、つまり大ベテランです。何十年もコードを書いてきた経験があるからこそ、上流工程つまりアーキテクチャの提案・発明・選定などに踏み込む、という方向性。

「アーキテクチャ」から「プログラミング」まで精通した上で、プログラミング(下流工程)側にスタンスを置いているスペシャリスト、というのは非常に強いです。

自分でアルゴリズムを考えてプログラムを書くし、低いレイヤーでのチューニングにより性能を引き出すノウハウがあって、それをもとにシステム全体の設計に貢献する、ということもできます。

ですから、「プログラムを書く」という作業の価値を上げたかったら、より低いレイヤーを自由自在に操れるようになっておくといいと思います。あわせて「アルゴリズム」や「上流工程(設計など)」にも詳しくなっておくとよいです。

そんなわけで、生涯現役プログラマでいたければ、プログラマとITアーキテクトを兼ねるような、プログラマーキテクト(造語)を目指す、というキャリアパスを一つの候補として検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、具体例としては、はてなCTO伊藤氏ミクシィCTOバタラ氏ウノウCTO尾藤氏とか。

以上、あくまでも一例ですが。

少なくとも、ほぼ確実に言えることは、若者と海外が競争相手になって、賃金低下に巻き込まれないためには、かなりの能力が必要になる、ということです。

これは本当にきちんと考えていったほうが良いと思います。自分のキャリアパスとして。単純に「良いキャリアを」といったレベルでなく、将来的に「職を失うリスク」という深刻な事態を避けるためでもあります。

さて、最後に、実際に50代でも活躍できる・しているような方々が書いたであろう本を中心に、何冊か紹介します。

補足:最初から「生涯現役プログラマ」でやっていこう、という方々のために「ほんの一例」として提示した文章です。ほかの方向性の例もあることや、そもそも「プログラマーキテクト」ではなく普通に「ITアーキテクト」になればいいじゃん、といった話は当然ありえます。当たり前なので書いていません。

補足:2008年4月時点でゼロベース社には低レイヤー技術が必要とされる場面はほとんどありません。

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このページは、ishibashiが2006年10月29日 01:30に書いたブログ記事です。

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