ニコニコ学会βを参照しつつ学会批判してみた

ここでいう「批判」は、いわゆる「それ自体の根拠を問う思考」といった意味です。「学会ダメじゃん」と言いたいわけではない。学会の「権威」を相対化することで、学会に関係するプロ研究者たちが「権威からの自由」を手にすることになるのではないか、と思います。

ここでいう「批判」は、いわゆる「それ自体の根拠を問う思考」といった意味です。「学会ダメじゃん」と言いたいわけではない。学会の「権威」を相対化することで、学会に関係するプロ研究者たちが「権威からの自由」を手にすることになるのではないか、と思います。

言い方を変えましょう。ぼくから見ると、多くのプロ研究者が「権威」によってがんじがらめにされて、身動き取れずに窮屈さを感じているように見えるんです(もちろん権威大好きな人もいるとは思いますが・・・)。そういうしがらみから自由になったとき、プロ研究者の真価が発揮されるんじゃないかと。

要するに漫画家が自分で二次創作するような相対化、オリジナルの権威がなくシミュラークルが全面化した世界になればいいな、と思ってるわけです。そのほうが面白いじゃないですか! ちょいまじめに言うと(制度の側の)生成力と(個人の側の)創造性が向上することは人類にとっていいことだと思うわけです。

というわけで、基本スタンスとしてプロ研究者を応援してます。そういう前提で読んでください。ちなみに第2回ニコニコ学会βシンポジウムにはスタッフとして関わっていました。引き続き何らかの形で支援していくつもりです。

なお、ニコニコ学会βを代表するものではなく一個人の意見です。

ツイート:

ニコニコ超会議のなかでいちばんIQの高い集団は #ニコニコ学会 ! ...と見せかけて実は... みたいな展開を希望してみる。

「 #ニコニコ学会 はニコニコ超会議のなかでも特に知的レベルが高いとは言えないふつうのイベントだった」と人々が認識するようになったときこそ、ニコニコ学会βは使命を果たしたと言えるんじゃないかな。「野生の思考」を知の「アカデミア中心主義」にぶつけて相対化するという意味で。

「野生の研究者」(savage researchers)を研究するということは、研究者の研究=メタ研究になるし、研究者の文化人類学的研究ということにもなると思う。「研究とは何か」という問いへのユニークな答えが出てくるのかもしれない。 #ニコニコ学会

「「職業研究者」による「研究」の独占」を、「野生の研究者」を「研究」することで批判する。この戦略において批判対象であるはずの「職業研究者」的「研究」方法を使って「研究」する限り深刻な自己矛盾を抱えることになる。脱構築の必要性。 #ニコニコ学会

「野生の研究者」を「職業研究者的研究手法」ではなく「野生の研究者的研究手法」で「研究」(野生的メタ研究)することによって、従来のアカデミックな「研究観」を揺さぶる撹乱戦略とか。 #ニコニコ学会

先行発売の『ニコニコ学会βを研究してみた』を読んだ。一部に「研究者への誘い」のような内容がある。「野生の研究」は既成の「研究」概念に取り込まれたり、認めて頂いたりして、劣位に置かれてはいけない。「野生の研究者」は毅然として野生であり続ければいい。劣ってない。 #ニコニコ学会

#ニコニコ学会 に関係する職業研究者が、「野生の研究者」をプロ研究者の世界に誘うことは、逆説的に有効だと思う。「野生の研究者を誘って、袖にされる」というパフォーマンス。したがって、どんどん「あえて」誘っていってほしい。それにより「既存の研究業界」の魅力のなさが露呈するわけで。

#ニコニコ学会 が、ものすごい「野生の研究者」を発見したとする。「学術的に価値がある」と考えた学会・職業研究者達が「認めてあげよう」と賞を与えようとして辞退される。アカデミックポストを用意して誘ったら断られる。こうして学術業界の権威は損なわれる。

一連の #ニコニコ学会 ツイートはぼくの個人的な妄想を勝手に垂れ流してるだけです。

このように「ドM自己批判パフォーマンス」と解釈することもできる #ニコニコ学会 をやってる職業研究者の方々はすごいわけです。

#ニコニコ学会 は学会の破壊的イノベーションに見える。「既存市場のプレイヤーが自ら市場を破壊するような破壊的イノベーション」は自殺行為で実行困難なのでクリステンセンは「イノベーションのジレンマ」と名付けた。逆に言えば、身を切る覚悟さえあれば、自ら市場を破壊することは可能。

「新市場型破壊」は、既存市場を破壊しつつ、既存市場の無消費者(ノンユーザー)も取り込むことで、新たな市場を立ち上げ、最終的には既存市場の既存消費者も取り込む。「野生の研究者」たちをオルグして新たな「学会β」(≠学会)を立ち上げる #ニコニコ学会 はまさしくそれではないか。

なお、「野生の研究者」に対して「プロ研究者」を「家畜研究者」と言い換える戦略は良くない。二項対立構図の優劣関係(差別)を単に逆転させても、二項対立構図自体は残る。二項対立構図を無効化して劣等=被差別をなくすこと、野生でもプロでも立派な研究は尊敬されることが重要。 #ニコニコ学会

こちらもどうぞ → 第1回ニコニコ学会βシンポジウムは「想定外」と「生成力」と「ベータ版」

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