デザイナーとエンジニアを募集する率直な理由

「受注キャパをはるかに超えた引き合い」と「人員構成の偏り」が理由なんですが、結局のところ、「みらいのふつうをつくる」という経営理念のために、もっと仲間が必要だ、ということなんです。

率直に言って「人手不足」なのでデザイナーとエンジニアを募集中してます。

まず「中小ウェブ制作会社なんてどうせ仕事つまらないだろ」と思ってる人は『ウェブの「受託開発」が面白くないという8つの誤解』を読んでください。

それに、「小さいからってナメんなよ」という自負があります。ポンパレは最初うちで作りました。→ゼロベース流アジャイルウェブ開発術2010年版

また、「激務のブラック企業」とかでもありません。変な就活マニュアルには

「人手不足」の企業は「ブラック」の可能性を疑え!

などと書いてあったりしますので、いちおう補足しときます。

うちは『自立したプロフェッショナルのための自由な企業の制度』に書いたとおり、「上司に振られて、やらされる仕事」がない会社です。「市場メカニズムにおける対等な取引」として社内のコラボレーションが行われてますので、やりたくない仕事の依頼は断ればいい。

そういう制度の説明を聞くと、ちょっと鋭い人は「常にその時点の人員で充足するはずでは」「なぜ人手不足になるの?」と思われるかもしれませんね。

うちの制度でも「人手不足」になる理由は二つあります。

理由1 受注キャパをはるかに超えた引き合い

小さな会社なのでぜんぜん請けきれないのにも関わらず、ありがたいことに多くの依頼を寄せて頂いてます。残念ながらお断りし続けています。

べつに「売上がもったいない」という発想はありません。売上や利益を増やそうと思って経営してませんので。

それに、無理に受注して失敗したくない、無責任な受注はしたくないと思ってますので、常に余裕を残してます。

なので、お金がもったいないわけではないのです。でも、機会がもったいない。

「ほかでなくゼロベースに頼みたい」という依頼でさえ請けられないのです。すごく面白そうな案件もあるのに。

ぼくは個別の案件の収益性よりも、「その案件を成功させることで、ゼロベースの経験、知識、実績、ステータスがどれほど向上するか」を考えて受注します。

さらに、スタッフが「こんな面白いプロジェクトに参加できるなんて幸せ」と思えるような仕事が常にある状態を理想としています。

だから、人手不足で逃すことが非常に口惜しい案件、というのもあるわけです。すばらしいクライアントから、イノベーティブな新規事業へのチャレンジを相談されたときなど。。。

なので、社員採用したり、制作パートナー企業を増やしたりしたいんです。

ちなみに、見方を変えると「面白そうな仕事を選んで受注することができる」ような需給バランスですね。まあ5年後のことは不確実ですが、少なくとも現状ではそうなってます。客観的に「不確実」と言いましたが、経営の意思としては、いまよりずっと良い状態にするつもりです。

理由2 人員構成の偏り

うちのスタッフ5名の職能は、

  • 石橋:プランナー、ディレクター
  • 長友:プランナー、ディレクター
  • 田中:テクニカルディレクター、プログラマー
  • 米谷:クリエイティブディレクター、デザイナー、IA
  • 黒川:デザイナー

となっています。

手を動かして制作・実装するスタッフが足りない構造です。恒常的に社外に業務委託してます(フリーランサーや制作パートナー企業へ)。

というわけで、デザイナーとエンジニアを募集してます。

「即戦力」でなくてもOK

いわゆる「即戦力」は募集してないというか、半年くらいはOJT (On-The-Job Training) の「T(訓練)」寄りの期間、試用期間くらいに思ってます。

なんでこんなこと言ってるかというと、いろんな人に「ゼロベース入りたかったけど敷居が高そうで応募しなかった」と言われて「なんじゃそりゃー」と思ったからです(笑)

求めている人材像

いちおう入社後に必要になる(入社時に必須という意味ではなく)能力や仕事内容をあげておくと、次のようになります。これを一人で全部持ってる人が欲しい、という意味では無いです。入社後に育ってもらうつもりなので。

デザイナー

  • 業務:ウェブアプリやスマホアプリのUXデザイン、UIデザイン、制作など
  • 能力:情報デザイン、IA、インタラクションデザイン、HTMLマークアップ、グラフィックデザインなど

エンジニア

  • 業務:ウェブアプリやスマホアプリの、フロントエンドやバックエンドの、設計や実装など
  • 能力:オブジェクト指向設計、UML、Ruby on Rails、JavaScript (Ajax, JQuery)、スマホアプリプログラミング (Titanium Mobile, Objective-C, Java)

あと、これはわりと夢も入ってますが、個人的には高専でメカトロをやっていたので、昨今のFabLabやMAKEのトレンドにのって建築的だったりプロダクト的だったりする分野のプロトタイピングもしてみたいところです。

結局のところ、「みらいのふつうをつくる」という経営理念のために、もっと仲間が必要だ、ということなんです。スキルや仕事内容とかよりも、この理念に共感して一緒に面白い仕事をする同志が欲しいんです。

【追記】うちは週に二時間の会議(オフ会)に出勤すればあとは完全裁量労働制なので在宅アリです。今後模索したいのはそれも毎回必須にせずテレミーティングにしたうえで全国各地、世界各国にスタッフがいても面白いなあと。みらいのふつうの働き方を模索したいです。

【追記】「売上・利益を追求しない会社は信用できない」ってコメントもらった。「給料安そう」っていう意味でしょうか? でも「業界トップクラスですが何か?」って言うと、すぐにお金の話が大好きな詮索屋が沸いてくるんだよなあ。「お金をたくさん稼いでる」からといって、かならずしも「お金の価値をすごく大事にしてる」とは限らないわけですし、うちは年収ベースでもトップクラスですが、それ以上に「時給最大化」が大事だと思ってます。働く時間を少なく(というか適性に)して、家族との時間や、個人としての時間なども仕事と共に大事にできる人生のほうがいいと思ってるので。ともかく、お金の話は二次的です。

【追記】「入社後に何をしたいの?」という質問に明確に応えられない「主体性のない人材」は求められていない、という誤解があるようですが、そんなことありません。むしろ「依頼された業務をきちんとこなせる」という、ある意味受け身のプロフェッショナリズムをまずは身につけた上での主体性だと思います。ですから入社後の成長に期待しているわけで、入社前から主体性を求めたりしません。マニフェストに対して、良い意味で「歯車」として貢献したい、というくらい受け身な人でもいいのです。もちろん、自律的に動きたい人にこそ当社の制度は向いているわけで、主体的な人も歓迎しますが。私はチームワークを重んじるので、様々な才能が集って適切に役割分担するような組織にしたいと思っています。したがって、現在募集している職種は二つだけですが、それ以外の点では、間口は狭くないはずです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://zerobase.jp/mt/mt-tb.cgi/1142