オブジェクト指向のハードコア

2019-05-25 by 石橋秀仁

オブジェクト指向のハードコアは2019年5月25日にゼロベースサロンで行われたイベントです。「オブジェクト指向」というキーワードについて、プログラミング、デザイン、哲学などの分野を横断しつつ知的な議論ができました。記録映像は必見。

企画意図/招待状

この研究会の企画意図については、私が送った招待状を見ていただくのが早いでしょう:

いくつか異なる分野で「オブジェクト指向」がキーワードとして注目されています。昨年からGUIデザインの分野では「オブジェクト指向ユーザーインターフェイス」(OOUI)の議論がホットです。ソフトウェア開発の分野では、数年前からオブジェクト指向の見直しとしての「ドメイン駆動設計」(DDD)が広まっています(※原著である英語版から日本語への翻訳は数年遅れています)。さらには「オブジェクト指向存在論」(OOO)も思想業界でブームになっています。

これはもうオブジェクト指向のハードコアなメンバーで集まって議論するしかない! 各自アイデアを発表し、みんなで議論するワークショップ、つまり「ラウンドテーブル」をやります! 発表は「フィードバック求む」的な生煮えアイデアでもオーケーです。「いま考えていること」を教えてください。

分野は違いつつも、同じ「オブジェクト指向」に関心のあるハードコアなメンバーで議論すれば、きっと他でまだやってないようなエキサイティングな議論ができるはず!

ちなみに、単なる聴講者は募集していません。ハードコアな方のみご招待しています。理想としては、その場で盛り上がって共著本(アンソロジー)の出版企画に発展するといいな、などという期待もあります。

ぜひ参加をご検討ください。お会いできるのを楽しみにしております。

参加者

ツイッター

記録映像

映像は9つのパートに分かれており、それぞれ40〜60分間の長さです。プレイリストで連続再生すると7時間を超えます。

  1. イントロ(51分): 参加者の自己紹介、および人名 “Trygve Reenskaug” の日本語読み(トリグヴェ・リーンスカウク)の検討です。
  2. 哲学(59分): グレアム・ハーマンのオブジェクト指向存在論(OOO)の議論です。
  3. Smalltalk(50分): @sumimさんのプレゼンテーション「Smalltalk ユーザーイリュージョンの黎明」です。
  4. Sketchpad(46分): ユーザー・イリュージョンやSketchpadの議論です。
  5. 建築(43分): 建築論的な議論です。
  6. REST(43分): RESTの議論です。
  7. DCI(52分): 天重誠二さん(@tenjuu99)のプレゼンテーション「DCIアーキテクチャ」です。
  8. GUI(50分): 上野学さん(@manabuueno)のプレゼンテーション「Idea and Controller」です。
  9. OOP(44分): 郡山昭仁さん(@koriym)のプレゼンテーションです。

キーワード

  • オブジェクト指向プログラミング (Object-Oriented Programming, OOP)
  • オブジェクト指向ユーザーインターフェース (Object-Oriented User Interface, OOUI)
  • オブジェクト指向存在論 (Object-Oriented Ontology, OOO)
  • スモールトーク (Smalltalk)
  • アラン・ケイ (Alan Kay)
  • アップル (Apple)
  • マッキントッシュ/マック (Macintosh/Mac)
  • スケッチパッド (Sketchpad)
  • ユーザー・イリュージョン (user illusion)
  • GUI (Graphical User Interface)
  • MVC (Model–View–Controller)
  • DCI (Data, Context, and Interaction)
  • ドメイン駆動設計 (Domain-Driven Design, DDD)
  • REST (Representational State Transfer)
  • API (Application Programming Interface)
  • RDF (Resource Description Framework)
  • リンクト・データ (Linked Data, LD)
  • アクセシビリティ (accessibility)
  • モードレス (modeless)
  • アフォーダンス (affordance)
  • 無前提性

チーム