Zaにおけるワークスタイル

セルフマネジメントテクノロジーZaにおけるワークスタイルについて説明します。

Zaは「命令」や「強制」のない自由なワークスタイルを可能にします。むしろ、従業員に自由裁量を与えることが、企業の収益性を高める重要な要素になります。

具体的には、こういった制度を実現することができます:

  1. 仕事を自由に選べる制度
  2. 好きなプロジェクトに時間やお金を投資できる制度
  3. 勤務時間・勤務場所・休暇を自由に決められる制度
  4. 経費を自由に使える制度

(※こういう制度にする「必要」があるわけではなく、こういう制度にすることもできるという「選択肢」の話であることにご注意ください。制度設計には自由度があります)

仕事を自由に選べる制度

Zaでは、従業員がどの仕事をするか(どのプロジェクトに入るか)、誰とするか(どのチームに入るか)を自由に選べるような制度を実現できます。「フェア」で「競争的」な制度です。

もちろん取引相手にも選択の自由があります。相手を選べるのはお互い様です。これが「フェア」という意味です。これが市場メカニズムです。

したがって、「より好ましい仕事」を獲得するために、自分を売り込んだり、価格や納期や品質などの取引条件を交渉したりしなければなりません。これが「競争的」という意味です。

このような競争的な環境で、従業員は「より好ましい仕事」を獲得するために創意工夫します。

ただし、最初から上手く振る舞える従業員ばかりではありません。マネジャーによる支援も必要になるでしょう。マネジャー自身へのサポートが必要な場合もあるでしょう。

この制度を導入する際には、段階的に導入していくことが成功のカギになるでしょう。最初は「勤務時間の20%は自分の自由に使ってよい」(いわゆる「20%ルール」)といった具合に。そこから段階的に「働き方の自由」を拡大していくとよいでしょう。

好きなプロジェクトに時間やお金を投資できる制度

すでに「社内預金を休暇で消化する報酬制度」を説明しましたが、社内預金を活用する方法は、ほかにもあります。

それは「好きなプロジェクトに時間やお金を投資できる制度」です。

従業員は「社内起業家」(イントラプレナー)として、空き時間を使って新しいプロジェクトを始めることができます。ほかの従業員は、そのプロジェクトに協力することができます。また、自分の余っている社内預金を、社内起業家に投資することもできます。プロジェクトの将来の収益をどのように配分するかについては、当事者間で交渉して決めます。

この制度によって、優秀な社員が独立することなく社内起業家として新規事業にチャレンジできます。独立起業より社内起業が有利な場合もありますので、これは優秀な人材を放出せずに社内で活用するための方策となりえます。

勤務時間・勤務場所・休暇を自由に決められる制度

Zaでは、従業員が「いつ働くか」「どこで働くか」「いつ休むか」つまり勤務時間・勤務場所・休暇を自分で自由に決められる制度も実現できます。

もちろん、テレワークや在宅勤務も、「許可制」(上司の許可が必要)ではなく、「申告制」(上司の許可は不要)にすることができます。従業員により大きな自由を与えることができます。

ある程度経験を積んだ従業員なら、自分のことは自分で判断できるはずです。「いつオフィスに行くべきか」について、他の誰よりも適切に判断できることでしょう。そのような裁量を与えることで、結果的に生産性を上げることができるでしょう。

経費を自由に使える制度

「従業員が経費を自由に使える」という制度も実現できます。従業員は自信の裁量的な判断によって、好きな機材、好きな資料、好きな研修などを購入することができます。

もちろん、完全な自由裁量を与えるのではなく、部分的な制約を課しながら自由裁量を認めるという制度設計もできます。例えば「一度に使って良い金額の上限」を設定するなど。その場合でも、申請や稟議を不要にすることで事務コストを削減できるというメリットがあります。

従業員が使った経費は、その人の「人件費」に算入され、その人の利益を減らします。ある意味では自営業者にとっての経費の感覚にも似ています。単なる「無駄な経費」は減らそうと思う一方で、「利益につながる必要経費」は合理的に支出する感覚です。

Zaの個人採算制によって、「経費を減らせば減らすほど良い」という表層的で的外れな「コスト感覚」は捨て去られ、その代わりに「稼ぐために使うべきところに合理的に使う」という健全な「コスト感覚」が養われます。

従業員に「経費を効果的に使うインセンティブ」とリテラシーを与えれば、経費の使い方を細かく監視する必要はなくなるのです。

次はZaの価値観